天保水滸伝の物語
江戸時代にあった、笹川繁蔵(ささがわしげぞう)と飯岡助五郎(いいおかすけごろう)のふたりの勢力争いを描いた物語です。
東庄町には、天保水滸伝ゆかりの地が点在しています。
物語のあらすじ
代々醤油醸造をしていた村の富豪・岩瀬家に生まれた笹川繁蔵は、大の相撲好き。江戸に出て「岩瀬川」を名乗るも1年で故郷に戻り、賭場を仕切っていた芝宿の文吉より縄張りを譲り受け、笹川一家をはることになる。
一方、下総一帯に勢力を誇っていた飯岡助五郎は、繁蔵の勢力が増すことに危機感を持ち、暗殺を模索する。
繁蔵は38歳で殺害され、子分の勢力富五郎(せいりきとみごろう)が数度敵討ちを試みるも果たせず、富五郎は500人の追手に囲まれ、籠城していた金比羅(こんぴら)山で自害した。
この立てこもり事件を、中国4大奇書の一つ「水滸伝」になぞらえて「天保水滸伝」と呼ぶようになった。
見どころ
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天保水滸伝
勢力富五郎自刃跡
笹川繁蔵一の子分であった勢力富五郎が、繁蔵の死後、報復を試みるも果たせず、壮絶な最期を遂げた地です。 […] -
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諏訪大神
主神は建御名方命。大同2年(807年)、坂上田村麻呂将軍が東征の折、悪神退治の祈願により祭られたのを […] -
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天保水滸伝遺品館
天保水滸伝にちなんだ文化財50点が保存されています。 笹川繁蔵が愛用していたキセル、三度笠、平手造酒 […] -
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延命寺
笹川繁蔵、平手造酒、勢力富五郎の笹川一家3人衆の墓や碑があり、繁蔵の愛人・高橋豊子もここに眠っていま […] -
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平手造酒の塚
笹川一家の用心棒として、繁蔵の信頼も厚かったという平手造酒。 大利根河原の決闘の際、この場所で命を落 […] -
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笹川繁蔵最期の地
繁蔵が飯岡一家の闇討ちにあい、殺害された場所です。 ビヤク橋は現存しませんが、ひっそりと石碑が建てら […]